日本陸軍の戦車兵の軍装というと第二種作業衣というイメージが強いが、戦車帽と戦車眼鏡の他は基本的に歩兵と同じである。編上靴に関しては、靴底に鋲の打ってない革底、又はゴム底の物を使用していた。(靴底に鋲のある物は戦車の上で滑りやすく、夜間は戦車の上でカツカツとかなりうるさい音を立てるため。)銃剣も乗下車の際、ハッチからの出入りで音をたてたり邪魔になるため、歩哨に立つ等の場合の他は外していることが多かったと思われる。
戦車兵 第二種作業衣
Tank crew

 第二種作業衣は正規は軍衣の上から着用するが、通常の軍衣と同様襦袢の上に直接着用する場合もあった。(夏季、南方等)
 戦車眼鏡は戦車帽側面の締紐に通して固定している。
 個人火器として拳銃を装備している。画像の十四年式拳銃嚢はゴム引き圧搾綿布製である。
 画像では車両操縦者用手袋を装着しているが、野戦では軍手が一般的。

 

 戦車兵も銃剣を装備しているが、野戦では外していた場合も多かったと思われる。

 歩哨立哨時、下車戦闘時は車内装備の三八式騎兵銃を携行する。


 整備帽、第二種作業衣の組み合わせ。(車両整備時)
第二種作業衣は本来、車両整備時等、軍衣が汚れないように軍衣の上から着用する物であるが、やっぱり日本陸軍の戦車兵というとこの第二種作業衣(戦車つなぎ)のイメージが強い。


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